１００万本の桜の街の奮闘日記

　

今日は、豊橋　広小路　にて、　「　マイ箸づくり　」



会場　と、なったビル　一階の店舗　は

事前に　関係者に、言われていた以上　に、狭く

８人　座るのが、やっとデシタ。



これ　マイ箸作り企画　３年間　で、最小スペース。（苦笑）



とは言え、参加者が　途切れる事無く

無事に、イベント　を、終える事が出来ました！

でも、今回　参加人数　は、過去最小の２０人程。

少ないなあ。（苦笑）



でも・・・



いつもは　数多くの人　を、さばくのに　必死なのに

今日は、参加者の面倒　も、見れたので　とても、よかった。

「　少人数なり　」　に、その良さ　を、体験できました。感謝



そんな中・・・



本日　早い時間　に、来たにも　関わらず

小刀　で、材料を切るのが　ちょこっとずつしか

切れないので　超・スローペース　で、やってる

年配の女性　を、発見。



その姿　が、あまりにも　真剣に　やっていたので、

最初　声を、かける事ができませんでした。

その後　しばらくすると、集中力　が、途切れたのか？

お隣の方　と、喋り始めました。



話を、聞いていると・・・



どうやら　その女性の作ってる箸　は、息子のためらしい。

そう言うと、また　年配の女性　は、もくもく　と、

自分の為　デハナク　息子のための箸　を、

また　先ほどと、同じ　スローペース　で、作り始めました。



材料　は、まだ　たくさん　あるから

御自分のモノ　を、作られたら？　と、

スタッフの方　が、促すモノの

「　もう　これだけ作るので精一杯だから。」　と、

あくまで、息子さんの箸　に、こだわりを持ち続けていました。




ならば！




今回　特別に　僕が　彼女の分　を、作りましょう！

と、言う事で　彼女に　御了解を頂き

すぐに　息子さんと　「　ペアの箸　」　の制作に

取り掛かりました。




この企画　これまで　５０００人程　体験されてる中

たぶん　他人のための箸作り　は、僕は　初めての事でしょう！

何故か、今回　無性に　気持ち　が、駆り立てられました。




さあ　そして　「　ペアのマイ箸　」　の作業開始　です。




彼女の作っていた　息子さんの箸　は、少し　太め。

ならば　と、僕は

ペアの箸　は、繊細な細めの箸　に、仕立てました。

そして、自分なり　に、満足な出来栄えの箸の完成！



完成後・・・



それを、彼女に　手渡すと

優しい笑顔　で、大変　喜んでくれました。

すぐに　ペアの箸　を、並べ　見ていた　その

嬉しそうな顔　が、とても　印象的　デシタ。



僕らの企画の中でも　人気イベント　「　マイ箸づくり　」



いつもは、毎回　「　一日　数百人　」　対応してきたけれど

今日のように、数十人程度の人数　も、悪くないなあ。

と、そう　素直に、思えました。

数年前なら　その人数に、こだわっていたのに。（苦笑）

ひょとして、今日　僕は、少し　成長できたかな？



彼女のために、作った筈のマイ箸。



でも、いつしか　それは

僕自身のため　にも、なりました。

それを、気付かせてくれた　彼女に、感謝　感謝。



完成した　ペアの箸を、大事そうに　手に持ち・・・



お店を　後にするとき

僕に、深々と　頭を下げてくれた　その姿　が、また

とても　ジーン　と、し

何か、胸に　こみ上げるモノ　が、ありました。



今日は、良い日　だなあ。



と、思っていると？

ん？

その年配の女性　は、お店の横の階段　を、スタスタと

上がっていくではありませんか！？

あれ？　これ、どういう事？




瞬間　頭が、混乱しました。




でも、その後　部屋に戻ると

彼女を知る参加者の方　に、教えて貰えました。

実は、あの　年配の彼女は

ここのマンションのオーナーさん　なんだって！




えぇ～～～～～～っ！



どうりで？

品の良さ　を、感じる訳だ。

そして、それ以上に　息子さんへの深い愛情　を、感じました。

感謝。